バリ島視察Vol.1に続いて、現地のコーヒーショップについてお話したいと思います。
今回の視察に行く前に想像していたことがあります。
バリではバリ島産のコーヒーを飲んでいるのか?
日本では珈琲豆の栽培は基本的にはできないので輸入していますが、日本で作れるものはもちろん日本でも消費してますよね。
バリでもみなさんコーヒーは飲んでいますし、スペシャリティコーヒーを提供するお店も何軒かは訪れましたが現地の方からすればマイナーな場所という印象でした。
バリでのコーヒー栽培の大半は「輸出品」のためかもしれません。
たまたま出会ったバリ在住の日本人の方から、「良い豆はほとんど輸出されて、バリには残らない」と聞きました。
それでもインスタなどで調べて、現地の豆を扱うお店を発見しました!
インドネシア産のコーヒーをドリップで飲めるお店
ホテルから歩いていける場所にあった、madilog coffee house。
こちらはインドネシア産のシングルオリジンをドリップで飲めるお店でした。
オーナーさん(かなり若い方です)は今年のバリのブリュワーズチャンピオンにもなったとのこと!
抽出もハンドドリップの他にフレンチプレスも選べました。
こちらのお店は近所の若者が次々と集まってくるコミュニティスペースのような感じでした。
我々が訪れた際は、偶然バリのコーヒーショップオーナーたちが集まっており、話に混ぜてもらうことに。
そこが転機!現地のロースターやグリーンビーンズも紹介してくれ、その後回ったお店は全て彼らに教えてもらった場所です。
奇跡のコーヒー『Juria』
1888年辺り、空気感染、サビ病で東南アジアに広まりコーヒーの木が全滅しました。
その中でも奇跡的に残ったティピカ種を現地では『Juriaジュリア』と呼びます。
そんな貴重な豆Juriaを取り扱っているJuria House Cafe
アドバイザーとして、日本人の平川さんという方が携わっています。
Madilog Coffee Houseで、日本人の方がやっている店がある、ということで紹介してくれたのですが、我々が訪れたときは残念ながら不在でした。
それでもスタッフの方が、詳しく説明してくれ、このジュリアについて知ることができました。
海外からも人気のロースターHungry Bird
こちらもMadilogで紹介していただいたコーヒーショップ。
インドネシア産のシングルオリジンを数多く取り扱っている自家焙煎のお店です。
こちらではBali kintamaniとFlores Mangaraiをドリップでお願いしました。
浅煎りの香りがとてもよく、甘味も残り美味しかったです。
我々が訪れた際にいたお客さんは西洋系の方がほとんどでした。
現地在住の海外の方が多く来店するようです。その地域は観光地ではなく、住宅地だったので、連れて行ってもらったドライバーさんからも「初めて来たよ!」と言われました(笑)
バリでは観光地以外の方が、シングルオリジンを扱ったお店が多いような印象でした。
Hungry Bird cafe
バリのコーヒーの飲み方『コピバリ』
バリではコーヒーを「コピ」と言います。
コピ・ルアクもそこから来ています。(ルアクはジャコウネコのこと)
視察の際に訪れた工場のお土産物屋さんなどでコーヒー豆が販売されており、粉状の豆について説明で「豆じゃなくてインスタントだよ」と言われ、どういうこと?と思ったのですが、恐らく現地の方が日本語を間違っていただけで、いわゆる「インスタントコーヒー」ではなく、粉末状に細かくしたコーヒー豆のことでした。
コピバリはカップに粉末状の珈琲豆を入れ、お湯を注ぎかき混ぜ、珈琲豆が沈殿するのを待ち、上澄みの部分のみを飲みます。
なので、少々粉っぽさがあるのが特徴です。